読了:爆弾

読書ノート
タイトル爆弾
著者呉勝浩
出版社講談社
ページ416
定価1,800円+税
紹介★★★祝・W1位!!★★★
日本最大級のミステリランキング、『このミステリーがすごい! 2023年版』(宝島社)、『ミステリが読みたい! 2023年版』(ハヤカワミステリマガジン2023年1月号)国内篇で驚異の2冠!!
これを読まねば、“旬”のミステリーは語れない!

◎第167回直木賞候補作◎
◎各書評で大絶賛!!◎

東京、炎上。正義は、守れるのか。

些細な傷害事件で、とぼけた見た目の中年男が野方署に連行された。
たかが酔っ払いと見くびる警察だが、男は取調べの最中「十時に秋葉原で爆発がある」と予言する。
直後、秋葉原の廃ビルが爆発。まさか、この男“本物”か。さらに男はあっけらかんと告げる。
「ここから三度、次は一時間後に爆発します」。
警察は爆発を止めることができるのか。
爆弾魔の悪意に戦慄する、ノンストップ・ミステリー。

ひとこと感想:
取調室と事件現場で繰り広げられる、爆弾犯との攻防。言葉とは、こんなに醜悪にも変態できるものなのかと、何度も眉を顰めます。
人間の奥底にある感情をあらためて思い知らされて、嫌な汗をかいたり、少し心臓に良くない本でした。
爆弾犯に洗脳されないように、自分をしっかり持って、もう一度挑戦するかもしれません。

Amazon.co.jp: 爆弾 : 呉 勝浩: 本
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