読了:死刑にいたる病

読書ノート
タイトル死刑にいたる病
著者櫛木理宇
出版社早川書房
ページ368
定価740円+税
紹介鬱屈した大学生活を送る雅也は、連続殺人犯の大和から冤罪の証明を頼まれる。戸惑いつつ調査する雅也が辿りついた驚愕の真実とは

ひとこと感想:
神童から成長した大学生の、陰々滅々とした大学生活の中で始まる探偵ごっこが、自分の変化や周りの景色を変えていきます。次第に見えてくる、真実と思える出来事に主人公は翻弄されます。そして、もうひとつ描かれていない本当のことが見えてきます。
何度か噛み締めながら読む必要があるようです。

死刑にいたる病 (ハヤカワ文庫 JA ク 8-1)
鬱屈した日々を送る大学生、筧井雅也(かけいまさや)に届いた一通の手紙。それは稀代の連続殺人鬼・榛村大和(はいむらやまと)からのものだった。「罪は認めるが、最後の一件だけは冤罪だ。それを証明してくれないか?」地域で人気のあるパン屋の元店主にし...

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