読了：ブラックボックス

ひとこと感想：
正直、まったく知らない世界であった、自転車デリバリー。
内情を覗き見ることができた気がしました。しかし、それぞれの人生がそこにあって、それぞれの考え方で進んでいく。

人間の中に潜む、なにかが顔を出すとき、分岐点が発生することを物語っている様でした。
その時の選択が違うものであったなら、結果は、おそらく変わっていたのだと思う。

その、なにかを抑えられるかどうかなど、自分では制御できないのかもしれません。
自分も、もしかしたら彼と同じではなかったか？

これからの自分の判断はどうなるのだろう。一抹の不安が残る本でした。