読了:仮面

読書ノート
タイトル仮面
著者伊岡 瞬
出版社KADOKAWA
ページ416
定価1,750円+税
初版2021年6月30日
紹介読字障害というハンディキャップを抱えながらもアメリカ留学の後、作家・評論家としてTVで活躍する三条公彦。三条の秘書として雇われた菊井早紀はその謎多き私生活と過去が気になっていた。そんな折、パン店経営者の妻・宮崎璃名子の白骨遺体が発見される。行方不明となった新田文菜の捜査にあたる刑事の宮下と小野田は、文菜と璃名子の不審なつながりに気づく。人気評論家の三条は二つの事件に関わっているのか? 宮下たちは捜査を進めるが――。 ラストまで目が離せない、瞠目のクライムサスペンス!

ひとこと感想:
特別な障がいと闘いながら、活躍する三条公彦という人物の周辺で巻き起こる事件。読み始めからバラバラの短編という印象でしたが、その点が繋がりあったとき息を呑みました。人それぞれのポジションで、自分の内面をひた隠し生きていく。

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